1. お金の始まり:本当に「物々交換」からだった?
昔の人は、欲しいものを手に入れるために物々交換をしていたと言われます。例えば、魚を持っている人が米が欲しいとき、米を持っている人と直接交換。でも、これには大きな問題があって、「欲しいものが一致しない」「価値の差がつけにくい」などで不便でした。
そこで、誰もが欲しがるもの(物品貨幣)が登場:
• 貝殻(特に中国では「宝貝」=子安貝。漢字の「財」「買」「貯」など貝偏が多いのはこのため)
• 布、穀物、塩、家畜、砂金、石など
これが「お金」の原型。でも、最近の研究(新貨幣論)では「物々交換は神話で、実際は信用・債務・記録から始まった」という説が有力です。例えば:
• 古代の村で「俺に借りがあって、次に何か返せよ」という債務(IOU)が記録され、それが単位化 → お金の原型。
• ミクロネシアのヤップ島の巨大石貨(フェイ)は重くて動かせないのに、お金として機能。所有権を口頭や記録で移すだけで取引成立。これが「動かせないお金」の秘話で、現代のデジタル通貨に似てるんです。