🇦🇪ドバイが事実上、閉鎖された。世界で最も利用者の多い国際空港が、無期限で閉鎖された。
ドバイ国際空港とアル・マクトゥーム国際空港は、2月28日付のドバイ空港当局の公式発表により、すべての運航を停止した。280便以上が欠航、さらに250便以上が遅延している。世界で最も多くの国際旅客を扱うハブ空港の空域が、イランの弾道ミサイルが飛来したため、今朝閉鎖された。
各航空会社の状況を見れば、事態の規模がわかる。
エミレーツ航空は運航停止。エティハド航空も運航停止。カタール航空は、カタールの空域閉鎖を受け、ドーハ発着の全便を停止。エア・インディアは中東全域へのすべての便を無期限停止。ターキッシュエアラインズは、バーレーン、イラク、イラン、ヨルダン、クウェート、レバノン、オマーン、シリア、カタール、UAEへの便を少なくとも3月2日まで停止。ルフトハンザはドバイ便を停止。エールフランスはテルアビブとベイルート便を停止。ウィズエアーはイスラエル、ドバイ、アブダビ、アンマンへの便を3月7日まで停止。ブリティッシュ・エアウェイズ、ヴァージン・アトランティック、日本航空も影響を受けている。ノルウェー航空、LOTポーランド航空、スカンジナビア航空、エーゲ航空、イベリア航空、エア・アラビア、パキスタン国際航空、サウディア、エア・アルジェリアなどもすべて影響を受け、運航停止や経路変更を余儀なくされている。
これは地域的な混乱ではない。世界の航空ネットワークの中でも最重要拠点の一つが機能停止に陥っているのだ。
ドバイは単なる空港ではない。アジア、欧州、アフリカ、中東を結ぶ最大の乗り継ぎ拠点だ。ムンバイからロンドン、シンガポールからフランクフルト、ナイロビからニューヨークへと湾岸経由で飛ぶ便は、いまやすべて欠航、遅延、あるいは閉鎖空域を避けるため何千キロも迂回し、余分な燃料を消費している。インディゴ航空は、アルマトイ、バクー、タシュケント、トビリシへの便を3月28日まで停止した。3月2日ではなく、3月28日だ。イランのミサイルが航路を横切ったことで、中央アジアとの航空網が1か月間断たれた。
コストは時間ごとに膨らんでいる。原油価格が1バレル100ドルを超えて急騰する中、迂回便はより多くの燃料を消費する。その紛争自体が、1日2100万バレルが通過する海峡にも影響を及ぼしている。航空会社は、昨日までは存在しなかった戦争地帯を避けるため、長距離迂回ルートを飛ぶための高騰した燃料費を支払っている。空域閉鎖が続く1時間ごとに、薄利で運営している各航空会社の損失は拡大している。
そして、まだ誰も計算していない点がある。ドバイ経済は「接続性」によって成り立っている。観光、貿易、金融、物流。そのすべてがDXBの稼働に依存している。UAEは、自国の主権領域に対する攻撃を受け、アブダビではミサイルの破片によって民間人1人が死亡した。中東の安全で中立的なハブとして経済モデルを築いてきた国が、対立関係のなかった国からミサイルを空域に撃ち込まれ、営業停止に追い込まれた。
イランは今朝、軍事基地を攻撃しただけではない。湾岸地域の経済エンジンを止めたのだ。
その代償は、テヘランが簡単に償えるものではなく、UAEも決して忘れないだろう。